「チキンラーメン」で『まんぷく』気分に!-見直そう60周年の味を

食・食生活

朝ドラに革命をもたらした(と、勝手に言われている)、『半分、青い』。

律(佐藤健)ロスだ鈴愛(長野芽郁)ロスだとざわついているようですが、すでにスタートしている作品『まんぷく』も良いデキですゾ。

見ているだけで、朝からラーメンを食したくなる気分にさせてくれるのです。

最近はご無沙汰気味になっている方々も、この作品を機に「チキンラーメン」の美味しさ・手軽さを思い出してみようじゃありませんか!

インスタントラーメンの礎たる商品なのだ!

今や年間1000億食を消費している(ブラジル、ハンガリーなど日本以外の6カ国を含む)「チキンラーメン」(日清食品)。

「食べたことがない人は、いないんじゃないか?」と思うほど、ポピュラーでベーシックな食品ですよね。

チープ感が郷愁を誘っています。

死語となってしまった高度経済成長期の胃袋を支えていた、重要なアイテムのひとつだったんですね。

その「チキンラーメン」をあらためて試食してみました。

理由は、この商品が発売されて今年で60周年を迎えた事が大きな要因です。

1958年に発売が開始されて、奇しくも来年で平成の世に終止符が打たれる今年に食べることが、意義のある事に思えたんですよ。

昭和から平成を生き抜いてきた“味”は、これで終わりというのではなく、まだまだ発売が続けられて行くという事が嬉しいじゃありませんか。

さっそくレトロな袋から麺を取り出して、お湯を注いでみると…。

そこには、変わらぬ香りと味が待っておりました。

現代の若者にしてみたら「ラーメンのようで、ラーメンじゃないよ」と思うかもしれませんよね。

1杯1000円近くもする、グルメ番組で見るラーメンとは確かに違います。

しかし「チキンラーメン」はラーメンはラーメンでも、あくまで「インスタントラーメン」なのですよ。

「“インスタント”ラーメンは、お店のとは違うのだからコレでイイっ!」が正解なのです。

そこのところを、よ~く考えて噛み締めて食べてください。

おっと、、、“噛み締める”必要はないです。

ズルズルっと、啜るように食べてみてください。

そこには、醤油味が効いた「いかにもインスタントラーメン」の世界が広がるはずです。

旨いですよねぇ。

WT
作る際には蓋になるようなモノの用意も忘れずに。

他の袋メンとの共存共栄

しかし、いつまでも「チキンラーメン」の独壇場が続くわけではありませんでした。

同じ乾麺(袋メン)でも『サッポロ一番』(サンヨー食品)や『チャルメラ』(明星食品)などの今でも売れ筋商品として残存しているインスタントラーメンがあります。

加えてこちらもブームから一般化して定着している、ノンフライを全面的に謳った袋メン。

スーパーの棚に並んでいる姿を見ると、豪華そうな袋に入っているので一目瞭然でしょう。

こちらも人気です。

これらの袋メンは、各個人の嗜好のもとにそれぞれの固定ファンを持っているのが特徴です。

これらの商品と比べた場合、「チキンラーメン」はいかにもインスタントな趣きが“旧式感”を醸し出しているのも事実です。

短所であるとも言えるでしょうね。

しかし、その短所を上回る大きな長所もあるんですよ。

それが“作りやすさ”“簡素さ”です。

お湯があればすぐにできる手軽感は、「チキンラーメン」ならではのモノ。

鍋で煮立てる必要がないのですから手軽です。他の追従を許しませんっ!

それとメンのみで勝負している潔さにも脱帽です。

粉末スープや液体スープ等の付属品が一切ナシなのですから。

こうした元祖インスタントラーメンの位置にいながら、生産数・売り上げを現在でも他社の競合商品(自社「日清食品」にも多数アリ)ともしのぎを削りあっているのが凄いです。

WT
そうしながら、競争というよりもインスタントラーメン全体の底上げを担っている面もあるのですから、“インスタントラーメン界のレジェンド”なのではないですかね。

基本は卵一個で

『まんぷく』の放映が発表された昨年以来、私(筆者)の「チキンラーメン」消費量は、20代の頃と比べてもウナギ上りです。

原稿の合間の小腹が空いた時のオヤツや深夜食、もちろん冷や飯をぶち込んでのリゾット風(創業者にして開発者の安藤百福も実践していた)での昼食にも然りです。

ここでも特筆したいのが、ネギやチャーシュー、もやし等の具材の準備が不要な事。

普通は、これらを入れると味の厚みがグーンと増すのですが…。

というか、アタマを用意しても「チキンラーメン」には合わないんですよ。

戦後の食糧難の時代に開発がスタートしたというのですから、「これ一個で完結」する食料としての位置づけだったのでしょう。

唯一の例外は卵だったようで、2003年からは「たまごポケット」なる“窪み”スペースがついたように「卵」を購入者が自前で用意することを推奨しているようです。

私は純粋な生玉子派なので、このポケットは無視してできあがった「チキンラーメン」に卵を落とし込んで食べています。

このように、好き勝手に食べるのが「チキンラーメン」にこそ、合っているような気がします。

WT

『まんぷく』効果で、かなりの盛り上がりを見せるのは必至なこの商品。

「チキンラーメン」で年越しを”なんていう人達が、増えればいいなぁ。

私も、まだまだ食べ続けるつもりです。