TVドラマに新潮流!? 女優のアクション・シーンは“打撃系”で魅せる!!

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今年の夏ドラマも無事に全作品最終回を迎えて、予想以上に数字(視聴率)が取れた番組、思ったほど伸びなかった番組などなど、各局関係者は悲喜こもごもといった感じです。

そういった状況の中、TVウォッチングをはじめて50年になる筆者が今夏に気になったことがあったので記してみます。

女流アクションが流行るかも!?

この20年余りのドラマ・シーンを見ていて思うのはまず「アクション・シーン」の激減が挙げられます。

大掛かりな爆破シーンやカー・スタントなんかは、まずお目にかかれません。

「犯罪を助長・連想させるような暴力的な描写」がリビングで流れていたら具合が悪い、という自主規制というか配慮がそうせているのでしょう。

私(筆者)なんかは、銃器をバンバン撃ち放って犯人一味を逮捕する、バイオレンス色のある刑事モノが観たいんですけどね。

勧善懲悪でスカっとした物語を、ビールでも飲みながら見たいだけなのに誠に残念な話しです。

ところがですよ、この夏ドラマでは目を見張るようなシーンを見せてくれたドラマがあったのですよ。

その番組は『絶対零度』(フジテレビ。最高視聴率10.8%)、『探偵が早すぎる』(日本テレビ。最高視聴率4.2%)、『刑事7人』(テレビ朝日.。最高視聴率13.5%)の3作品。

記した順にいうと、本田翼、水野美紀、倉科カナがそれぞれに格闘シーンを演じていて、各々がカッコイイのです。

これらの作品郡は派手な高視聴率さはありませんが、それぞれにも意味があってこちらも加味すると面白いです。

『絶対零度』は低迷する「フジ月9」枠で1年ぶりの2桁マークで、今後に弾みをつけており、『探偵は~』は23時59分放映スタートとしては、健闘した部類です。

同「プラチナイト」枠では3%台が殆どなのですから。

『刑事7人』はシリーズとしては横ばいですが、シーズンが進むにつれて、鈴木浩介、片岡愛之助、高嶋正宏と名物キャラが抜けていっての数字と考えると、成績優秀ですよね。

磐石シリーズの域に達してきたと言えるでしょう。

そうした名作の中にあってのアクション・シーンなのですから、活劇部分の造りもしっかりしていないと見るに耐えない作品になってしまいます。

その難問に、チャレンジして成功したのが上記3作品の女優たちなのではないでしょうか。

今後のプログラム・メークの流れとして、「アクションもできる女優さん」がキャスティングされる可能性は“大”。

今から注視しておけば、楽しさも倍増するというモノ。

WT
1クールに1本くらいは、アクションに秀でた作品を世に出してもらいたいところです。

こんなところが、ウケる要因!

ここで挙げた3作品のうちのふたつは刑事もの。

『探偵は~』は文字とおりに探偵モノなので、流れとしては「捜査モノ」の類型と見ていいでしょう。

本来、警察官が武道教練するのは柔道か剣道が定番。

ただし、柔剣道はテレビ映りが地味なんですよね。

せいぜいが「投げ」を決めて、仰向けに倒した犯人に手錠をかける時くらいですかねぇ、見映えがするのは!

最近は、その点を考慮してか『相棒』(テレビ朝日)では、水谷豊が合気道の技を繰り出したりしていますが…。

それを、空手技をベースに殺陣を組んだのが斬新だったのかも知れないです。

特に本田翼と倉科カナは役柄が刑事。当然、社会人の定番のパンツ・スーツ姿が多いのですが蹴りの時に伸びた脚が映像的に美しいんですよね。

水野美紀のロングスカートからの蹴りのシーンも、隠してあるかのような長い脚を想像させて良かったです。

WT
男性のセクハラ目線というよりも「機能美」を見たお得感が視聴者を惹きつけた要員のひとつではないでしょうか。

そして、この格闘シーンにおける伏線も、各作品には張られているのが見所でもあります。

メンバーに新加入した役の本田翼は、その格闘技について作品内で「我流だけども、筋がいいな」と、つっかかっていったベテランSPに言わせるほど。

このセリフから「昔は“ヤンチャしてたな”」という過去が垣間見えるようになっていました。

安定したシリーズの女性刑事役の倉科カナについては、前シーズンよりもアクション・シーンが多いと気づいたファンもいるはず。

そこには、監察官に移動させられていて現場に出ていなかった鬱憤が、爆発したと見るムキもあって面白いです。

倉科の「捜査1課12係愛」が感じられて、次期シーズンへの出演も匂わせています。

最後に水野美紀ですが、アクションでは突き・蹴りが主体でしたが、第8話では頚動脈への絞め技も見せていました。

身長があるので(168cm)、男性の背後からの三角締めも容易。

また、その長い腕から繰り出される手刀やロングスカートから出てくる前回し蹴りも迫力が満点でした。

伏線としては、彼女の役柄自体が捻ってありましたね。

全体的には、意図的に「B級色」を強く出していたようでしたが、ベテラン女優・水野の存在感がそれだけにとどめなかった作品に仕上がっていました。

これらの作品は、それぞれアクションが主体というわけではありません。

あくまで、小道具としての“格闘技”“アクション”だったからこそ、エスプリが効いていて良かったんじゃないでしょうか。

DVD化されたら、是非とも観てください!

WT
今後もこの「美人女優+アクション」という図式が静かに浸透しそうです。
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